一日の終わりにお送りする一節の言の葉。
祖母祖母は蛍をかきあつめて桃の実やうに合わせた掌(て)の中から沢山な蛍をくれるのだ祖母は月光をかきあつめて桃の実のやうに合わせた掌の中から沢山な月光をくれるのだ三好 達治
しわくちゃの手の隙間から漏れるわずかな光。明滅するたびにほの明るく祖母の顔を照らす。山奥の神秘的な美しさ。手の甲に刻み込まれた皺には、今だ見知らぬ人生のドラマが刻まれているのだろうか。
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