一日の終わりにお送りする一節の言の葉。
身のうさは とふべき人も とはぬ世に あはれにきなく ほととぎすかな藤原俊成
藤原俊成は、藤原道長の曾孫に当たる藤原俊忠の子で、小倉百人一首と新古今和歌集の編選者の藤原定家の父にあたる。道長を祖とするものの傍流であり、政治的には浮かばれない年月が長かった。浮かばれぬ身の憂さをほととぎすの声に託した一首。
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