一日の終わりにお送りする一節の言の葉。
かささぎの 渡せる橋に おく霜の白きを見れば 夜ぞふけにける中納言家持
七月七日、今日は七夕。牽牛と織女のために、天の川にかけられた橋は、鵲の白い羽を連ねたものだそうです。天上人である帝の元へと参上する大友家持が、その途上にかかる橋に降りた霜を天の川に見たてた和歌。七夕といえば夏の風物詩ですが、和歌の世界では天の川は秋の季語。
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