2015年7月14日火曜日

七月十四日 夏の夜はまだ宵ながらに明けぬるを雲のいづくに月やどるらむ



夏の夜は まだ宵ながらに 明けぬるを 雲のいづくに 月やどるらむ

清原深養父 『小倉百人一首』


清原深養父は、枕草子の清少納言の曽祖父。小倉百人一首に選ばれたこの一首も、その編纂者である藤原定家の父、俊成に見出されるまでは名歌として認められていなかったのだとか。夏の夜は短く、あっという間に明けてしまう。月はどこに隠れてしまったのだろうか。明け方の美しい色彩の変化がまぶたに浮かぶ。

七月十三日 五月山梢を高みほととぎす鳴く音そらなる恋もするかな

0 件のコメント:

コメントを投稿

Gallery

Most Commented

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

2014 © Planer - Responsive Blogger Magazine Theme
Planer theme by Way2themes